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Salesforceのレコード画面を使いやすく整える方法

Salesforce のレコード画面は、項目やリストが増えるほど、目的の情報を探しにくくなります。画面を整える道具は、ページレイアウトと Lightning レコードページの 2 つです。このページでは、それぞれの役割、動的フォームと表示ルール、割り当ての考え方、パスと関連リストの整え方、変更の前後で確かめることを順に説明します。

mtTech・2026.10.24 公開(内容は 2026年10月 時点)

この記事は、Salesforce の開発・保守を請け負う mtTech が、運用で迷いやすいことを公式の資料に沿ってまとめたものです。機能の説明は、末尾の公式の資料で確かめた内容です。

ページレイアウトと Lightning レコードページの役割

  • 道具 1ページレイアウト項目の並び、ボタン、関連リストを決める設定です。利用者のプロファイルと、レコードタイプの組み合わせごとに割り当てます。[7][1]
  • 道具 2Lightning レコードページLightning アプリケーションビルダーで作る画面の枠組みです。コンポーネントの追加、削除、並び替えができます。[2][14]
  • 道具 3レコード詳細コンポーネントページレイアウトの項目を 1 つの塊として表示します。中の項目の並びは、ページレイアウトの編集画面でしか変えられません。[1]
  • 道具 4動的フォーム項目とセクションを、Lightning アプリケーションビルダーの個別のコンポーネントにします。ページレイアウトを開かずに配置を変えられます。[1][3]

動的フォームで項目を出し分ける

動的フォームを使うと、項目やセクションに表示ルールを付けて、必要な人に必要な項目だけを見せられます。既存のページは、[レコード詳細] コンポーネントを選んで [今すぐアップグレード] を押すと、移行ウィザードで切り替えられます。[3][15]

動的フォームのページでは、レコードの作成・編集・コピーの画面に出る項目も、ページレイアウトではなくページ上の項目から取られます。表示の画面だけを直したつもりでも、入力の画面が変わる点に気をつけます。[3][4]

表示ルールの効き方は、項目と項目セクションで違います。項目のルールは編集中の入力に合わせて切り替わりますが、項目セクションのルールは保存の後に評価されます。[4][5]

表示ルールで隠しても、項目のデータへのアクセス権は残ります。隠した項目もレポートやリストビューには出るため、見せたくない情報は項目レベルセキュリティで制御します。[4][13]

このほか、隠れている項目は、必須に設定していても空のまま保存できます。同じページに [レコード詳細] コンポーネントと項目セクションを並べないよう案内されています。動的フォームに対応しないオブジェクトもあり、コンポーネントパネルに [項目] タブが出なければ対象外です。[5][4][3]

コンポーネントの表示条件と割り当て

項目以外のコンポーネントにも、表示条件を付けられます。レコードの項目の値、ユーザー、権限、デバイスなどを条件にでき、条件を満たすまでコンポーネントは隠れます。タブコンポーネントの中の個々のタブにも設定できます。[5]

条件に使う項目は、関連する項目をたどって指定できます。2026年10月時点で、たどれる項目は 5 個までです。同じ領域のコンポーネントがすべて隠れると、その領域は空になります。[5]

作ったページは、有効化して利用者に届けます。割り当て方は次の 4 つです。[6]

  • 組織のデフォルトにする[6]
  • 特定の Lightning アプリケーションのデフォルトにする[6]
  • Lightning アプリケーション、レコードタイプ、プロファイルの組み合わせに割り当てる[6]
  • デスクトップや電話などのフォーム要素に割り当てる[6]

ページレイアウトの割り当てとは別の設定なので、レコード詳細コンポーネントを使う間は、ページとレイアウトの 2 つの割り当てをそろえて管理します。動的フォームに移ると、Lightning ページの割り当てだけで済みます。表示ルールで出し分ければ、ページレイアウトやレコードタイプの数を減らせるとも案内されています。[3][7]

パスで入力の手順を示す

パスは、選択リストの値に沿って業務の段階を示す機能です。商談のフェーズやリードの状況などの段階ごとに、重要な項目と、入力のコツを書いた「成功へのガイダンス」を出せます。[8][9]

設定は [設定] の [パスの設定] から行います。2026年10月時点で、重要な項目は段階ごとに 5 個まで、ガイダンスは 1,000 文字までです。オブジェクト、選択リスト、レコードタイプの組み合わせごとに 1 つ作り、最後にレコードページへパスを置きます。[9][8]

段階ごとに必須の項目を変える設定は、ページレイアウトではできません。段階の値を条件にした入力規則で補います。また、動的フォームのページにパスを置くと、パスではページレイアウト側の必須の設定が優先されます。[10]

パスが表示されるのは、利用者がそのレコード、レコードタイプ、パスで使う全項目を参照できる場合です。[10]

関連リストを整理する

関連リストの追加と削除は、ページレイアウトでも Lightning レコードページでもできます。列やボタンまで画面ごとに変えたいときは、動的関連リストを使います。[1][11]

動的関連リストでは、表示する列と並び順、件数、絞り込みの条件を Lightning アプリケーションビルダーで決めます。同じオブジェクトに条件の違うリストを 2 つ以上置き、関係の深いレコードだけを見せることもできます。既存の関連リストは [今すぐアップグレード] で切り替えます。[11]

関連リストが多いと、画面の読み込みが遅くなります。影響の大きいリストは下のほうや既定以外のタブに移し、最初の読み込みで読まないようにするよう案内されています。[12]

変更の前後で確かめること

変更の前に、どの利用者にどの画面が割り当てられているかを確かめます。ページレイアウトはプロファイルとレコードタイプの組み合わせで、Lightning レコードページは有効化の設定で決まります。[7][6]

[編集ページ] を初めて開くと、標準のレコードページの複製が作られます。有効化した後のページは、[保存] を押した時点で利用者に反映されます。保存のたびに利用者の画面が変わる前提で進めます。[14][6]

保存の後は、次の点を確かめます。[12][13][7]

  • Lightning アプリケーションビルダーの [分析] で、ページの読み込みの見込みを確かめる。2026年10月時点で、[レコード詳細] の項目は 60 未満、電話で表示するコンポーネントは 8 個までが推奨です。[12]
  • ページレイアウトの [プレビュー] で、プロファイルごとの見え方を確かめる。[13]
  • [項目アクセス許可] で、ページレイアウトと項目レベルセキュリティによるアクセス権を確かめる。[7]
  • モバイルの見え方を確かめる。項目の表示ルールはデスクトップ向けで、モバイルにそろえるには [モバイルの動的フォーム] を有効にします。[4][5]

質問と答え

ページレイアウトはもう使わなくてよいですか。

動的フォームに移ると、項目の配置は Lightning アプリケーションビルダーで管理できます。ただし、動的フォームに対応しないオブジェクトでは、ページレイアウトの情報が使われます。リストビューでのインライン編集にもページレイアウトの割り当てが要るなど、残る役割があります。[3][1]

表示ルールで隠せば、その項目は見られなくなりますか。

見られなくなるわけではありません。表示ルールは画面を見やすくするためのもので、隠した項目もレポートやリストビューには出ます。見せたくない項目は、項目レベルセキュリティで制御します。[4][13]

レコードタイプごとに別のレコードページを出せますか。

出せます。Lightning レコードページの有効化で、アプリケーション、レコードタイプ、プロファイルの組み合わせを選んで割り当てます。レコードタイプでの割り当ては、レコードページだけで使えます。[6]

段階ごとに入力してほしい項目を案内するには、どうすればよいですか。

パスを使い、段階ごとに重要な項目とガイダンスを設定します。入力を義務にしたいときは、段階の値を条件にした入力規則を組み合わせます。[9][10]

出典

  1. Lightning アプリケーションビルダーまたはページレイアウトエディターを使用するタイミングの決定(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?id=platform.lightning_pages_or_page_layouts_when_to_choose.htm&language=ja&type=5(2026-10-24 確認)
  2. Lightning アプリケーションビルダー(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?id=platform.lightning_app_builder_overview.htm&language=ja&type=5(2026-10-24 確認)
  3. 動的フォームでレコードの詳細を分割(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?id=platform.dynamic_forms_overview.htm&language=ja&type=5(2026-10-24 確認)
  4. 動的フォームのヒントと考慮事項(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?id=platform.dynamic_forms_considerations.htm&language=ja&type=5(2026-10-24 確認)
  5. Lightning ページの表示ルール(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?id=platform.lightning_page_components_visibility.htm&language=ja&type=5(2026-10-24 確認)
  6. Lightning レコードまたはホームページの有効化(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?id=platform.lightning_app_builder_customize_lex_pages_activate.htm&language=ja&type=5(2026-10-24 確認)
  7. プロファイルまたはレコードタイプへのページレイアウトの割り当て(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?id=platform.layouts_assigning.htm&language=ja&type=5(2026-10-24 確認)
  8. パスによるユーザーのガイド(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?id=sales.path_overview.htm&language=ja&type=5(2026-10-24 確認)
  9. パスの作成(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?id=sales.path_create.htm&language=ja&type=5(2026-10-24 確認)
  10. パスの作成に関する考慮事項とガイドライン(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?id=sales.path_considerations.htm&language=ja&type=5(2026-10-24 確認)
  11. Lightning アプリケーションビルダーでの動的関連リストの作成(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?id=platform.lightning_app_builder_create_dynamic_related_list.htm&language=ja&type=5(2026-10-24 確認)
  12. Lightning ページのパフォーマンス(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?id=platform.lightning_page_performance.htm&language=ja&type=5(2026-10-24 確認)
  13. ページレイアウトおよび項目レベルセキュリティの設定(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?id=platform.managing_page_layouts_and_field-level_security.htm&language=ja&type=5(2026-10-24 確認)
  14. Lightning レコードページまたはホームページの作成および設定(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?id=platform.lightning_app_builder_customize_lex_pages.htm&language=ja&type=5(2026-10-24 確認)
  15. 動的フォームへのレコードページの移行(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?id=platform.dynamic_forms_migrate.htm&language=ja&type=5(2026-10-24 確認)

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