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開発例 No.40

Salesforceのパスで、フェーズごとの入力のコツを画面に出す

商談やリードの入力のしかたが、担当者ごとに違ってしまうことがあります。Salesforce のパスを使うと、フェーズごとに見るべき項目と入力の手引きを、レコードページに表示できます。このページでは、パスの仕組みと設定の流れ、注意点を、公式ヘルプに沿ってまとめます。

執筆 徳 雅俊(Salesforce 認定アドミニストレーター/Platform デベロッパー)・2026.10.23 公開

このページは、ご依頼いただける開発の例の解説です。実際の導入事例ではありません。機能の説明は、末尾の Salesforce 公式の資料で確かめた内容です。

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こんなことで困っていませんか

  • フェーズごとに何を入力するかの決まりが、人によって違っている。[1]
  • 入力のルールを別の資料にまとめても、入力する画面からは見えない。[1][2]
  • 項目の多いページで、今のフェーズで大事な項目がどれか分かりにくい。[2]
  • 社内の決まりや参考になるリンクを、フェーズに合わせて見せたい。[2]

なぜ起きるのか

ページレイアウトでは、フェーズ(パスのステップ)ごとに違う項目を求めることはできません。この点は、パスの考慮事項に書かれています。[4]

パスは、基準にした選択リストの値をステップとして表示します。ステップごとに、重要な項目と「成功へのガイダンス」を出せます。[1][2]

2026年10月時点のヘルプでは、重要な項目は 1 ステップに最大 5 個、ガイダンスは最大 1,000 文字です。ガイダンスには、ヒント、リンク、会社のポリシー情報などを書けます。[2]

パスは Lightning Experience で使える機能です。Salesforce モバイルアプリケーションの Lightning レコードページにも対応しています。[1]

直し方の選択肢

パスの中で、見せる情報を組み合わせて決めます。入力を求めたい項目には、入力規則を足す方法もあります。[2][4]

  • 重要な項目を選ぶ:ステップごとに、そのフェーズで入れてほしい項目を最大 5 個まで並べます。[2]
  • 成功へのガイダンスを書く:入力のコツ、社内のルール、参考資料へのリンクを、ステップごとに書きます。[2]
  • 入力規則を組み合わせる:特定のステップで値を求めたいときは、パスのステップに基づく入力規則を設定できます。[4]
  • Kanban ビューでも見せる:同じオブジェクト・レコードタイプ・選択リストの Kanban ビューにも、重要な項目とガイダンスが表示されます。[4]

作業の流れ

  • パスを有効にする:[設定] の [クイック検索] ボックスに「パスの設定」と入力して開き、[有効化] をクリックします。必要に応じて [ユーザーのパス設定を記憶する] を選びます。[3]
  • パスを作る:[新規パス] を選び、パス名、オブジェクト、レコードタイプ、基準にする選択リストを入力して [次へ] をクリックします。[2]
  • 項目とガイダンスを入れる:ステップごとに重要な項目を選び、成功へのガイダンスを入力して [次へ] をクリックします。[2]
  • 有効化を決める:パスをその場で有効にするか、お祝いの紙吹雪を出すかを選び、[完了] をクリックします。[2]
  • 最後のステップを確かめる:オブジェクトマネージャーの [項目とリレーション] で、基準の項目の値に完了を表す属性が付いているかを見ます。[5]
  • レコードページに置く:レコードを開き、[設定] から [編集ページ] を選びます。[パス] コンポーネントを置いて [保存] し、[有効化] します。[5]

気をつけること

  • パスは、オブジェクトのレコードタイプごとに 1 つです。レコードタイプを削除すると、そのパスも削除されます。[4]
  • パスが表示されるのは、ユーザーがレコード、レコードタイプ、パスで使うすべての項目を参照できる場合です。項目の権限も合わせて見直します。[4]
  • [重要な項目] パネルでは、レコードタイプと所有者は編集できません。[詳細] タブや [レコードタイプを変更] アクションを使います。[4]
  • 入力規則のエラーは、項目の近くに出す設定にしても、ページ全体のメッセージとして表示されます。[4]
  • 動的フォームと組み合わせると、ページレイアウトの項目の設定が、動的フォームの [UI 動作] より優先されます。[4]
  • ガイダンスを翻訳するときは、トランスレーションワークベンチを使います。[4]

想定工数の目安

入力のコツを、画面に表示する2〜4時間

想定工数は、要件の確認から動作確認・本番反映の手順までを含む実働時間です。※Salesforce の環境(構築済みの仕組みや設定など、さまざまな要素)や、要件によって工数は大幅に前後するため、あくまでも目安です。

質問と答え

ガイダンスには、どれくらい書けますか。

2026年10月時点のヘルプでは、1 ステップにつき最大 1,000 文字です。重要な項目は 1 ステップに最大 5 個まで選べます。長い手順は、リンクで別の資料に案内する形も取れます。[2]

パスを使えば、フェーズごとに入力を求められますか。

ページレイアウトでは、ステップごとに違う項目を求めることはできません。ステップに応じて入力を求めたいときは、パスのステップに基づく入力規則を組み合わせます。[4]

ガイダンスが、ページを開くたびに閉じてしまいます。

パスを有効にするときに [ユーザーのパス設定を記憶する] を選ぶと、開いた状態を残すかどうかをユーザーが決められます。選んでいない場合、ページを読み込むたびにガイダンスの詳細は非表示になります。[3]

リードにもパスを作れますか。

作れます。商談や取引先、ケース、カスタムオブジェクトなどでも使えます。リードのパスでは、[未評価] 状況を最初のステップにすることが勧められています。[1][6]

出典

  1. パスによるユーザーのガイド(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?id=sales.path_overview.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)
  2. パスの作成(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?id=sales.path_create.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)
  3. パスの有効化(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?id=sales.path_enable.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)
  4. パスの作成に関する考慮事項とガイドライン(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?id=sales.path_considerations.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)
  5. パスの最終決定(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?id=sales.path_final_status.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)
  6. リード、商談、および取引先のパスの作成に関する考慮事項とガイドライン(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?id=sales.path_considerations_leads_opportunities_accounts.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)

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