Salesforceの動的フォームで、役割ごとに入力項目を出し分ける
入力画面に使わない項目が並ぶと、どこを埋めればよいか迷いやすくなります。このページでは、Salesforce の動的フォームとレコードタイプを使い、役割や状況に合わせて入力画面の項目を出し分ける考え方と、Salesforce のヘルプが示す進め方をまとめます。
このページは、ご依頼いただける開発の例の解説です。実際の導入事例ではありません。機能の説明は、末尾の Salesforce 公式の資料で確かめた内容です。
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なぜ起きるのか
[レコード詳細] コンポーネントを使うページでは、項目はページレイアウトから一つの大きなまとまりとして取り込まれます。その中の表示や配置を変えるには、ページレイアウトエディターを使います。[11]
ページレイアウトは、プロファイルとレコードタイプの組み合わせで割り当てます。そのため、出し分けたい場面が増えるほど、組み合わせの管理も込み入ってきます。[12]
動的フォームでは、項目と項目セクションを Lightning アプリケーションビルダーの個別のコンポーネントとして扱います。レコードの値、ユーザーの情報、デバイスの種類に応じて、表示と非表示を切り替えられます。Salesforce は、表示ルールを使うと必要なページレイアウトとレコードタイプを少なくできると説明しています。[1]
動的フォームのページでは、レコードの作成・編集・コピーの画面に出る項目も、ページレイアウトではなくページ上の項目から取られます。[1]
直し方の選択肢
作業の流れ
- 対応を確かめる:Lightning アプリケーションビルダーでレコードページを開き、コンポーネントパネルに [項目] タブが出るかを見ます。出ない場合、そのオブジェクトは動的フォームに対応していません[5]
- 分け方を決める:役割で分けるのか、レコードの値で分けるのかを整理し、レコードタイプと表示ルールのどちらを使うかを決めます[4][8]
- レコードタイプを作る(必要な場合):オブジェクトの管理設定の [レコードタイプ] で [新規] をクリックし、プロファイルごとに使えるレコードタイプとページレイアウトを選びます[10]
- 動的フォームに移行する:[レコード詳細] コンポーネントを選び、[今すぐアップグレード] から移行ウィザードを進めて、元にするページレイアウトを選びます[2]
- 表示ルールと必須項目を整える:[項目] と [項目セクション] に表示条件を設定し、必須項目がページに含まれているかを確かめます[4][6]
- 有効化する:[保存] の後に [有効化] をクリックし、組織のデフォルト、アプリケーション、レコードタイプとプロファイルの組み合わせなどから割り当て方を選びます[7]
気をつけること
- 表示ルールで隠した項目も、データへのアクセス権は残ります。レポートやリストビューには表示されます。表示ルールは使いやすさのためのもので、項目レベルセキュリティの代わりにはなりません[3]
- 必須項目を表示ルールで隠さないようにします。値が空のまま隠れていると、レコードを保存できません。必須項目がページに無い場合も同じです[6]
- 項目の表示ルールは、編集中の入力に応じて切り替わります。項目セクションの表示ルールは、レコードを保存した後にだけ評価されます[3][4]
- [項目] と [項目セクション] はデスクトップでのみサポートされます。モバイルで同じ画面にするには、Salesforce モバイルアプリケーションの設定で [モバイルの動的フォーム] を有効にします[3][4]
- 移行で引き継がれるのは、項目、セクション、保存オプションです。カスタムリンクや空白スペースは移りません。列ごとに 100 項目を超えた分は、必須項目でも削除されます[5]
- 2026年10月時点の制限では、リストビューでインライン編集できる項目や、パスの重要な項目は、ページレイアウトの項目をもとに決まります[5]
想定工数の目安
入力画面を、役割ごとに出し分ける4〜10時間
想定工数は、要件の確認から動作確認・本番反映の手順までを含む実働時間です。※Salesforce の環境(構築済みの仕組みや設定など、さまざまな要素)や、要件によって工数は大幅に前後するため、あくまでも目安です。
質問と答え
動的フォームはどのオブジェクトでも使えますか?
すべてではありません。ほとんどの標準の LWC 対応オブジェクトで使えますが、商品、行動、ToDo などではページレイアウトの情報が使われます。Lightning アプリケーションビルダーで [項目] タブが出るかどうかで確かめられます。[5]
表示ルールで隠せば、その項目は見られなくなりますか?
いいえ。隠した項目もデータへのアクセス権は残り、レポートやリストビューには表示されます。レコードタイプも、アクセス制御の仕組みとして使わないよう案内されています。見せる範囲の管理は、項目レベルセキュリティなどで行います。[3][9]
動的フォームに移行すれば、ページレイアウトは要らなくなりますか?
要らなくはなりません。2026年10月時点の制限では、リストビューのインライン編集やパスの重要な項目は、ページレイアウトの項目をもとにします。動的フォームに対応していないオブジェクトも、ページレイアウトを使います。[5]
出典
- 動的フォームでレコードの詳細を分割help.salesforce.com/s/articleView?id=platform.dynamic_forms_overview.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)
- 動的フォームへのレコードページの移行help.salesforce.com/s/articleView?id=platform.dynamic_forms_migrate.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)
- 動的フォームのヒントと考慮事項help.salesforce.com/s/articleView?id=platform.dynamic_forms_considerations.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)
- Lightning ページの表示ルールhelp.salesforce.com/s/articleView?id=platform.lightning_page_components_visibility.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)
- 動的フォームの制限help.salesforce.com/s/articleView?id=platform.dynamic_forms_limitations.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)
- 動的フォームの必須項目と参照のみの項目help.salesforce.com/s/articleView?id=platform.dynamic_forms_req_fields.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)
- Lightning レコードまたはホームページの有効化help.salesforce.com/s/articleView?id=platform.lightning_app_builder_customize_lex_pages_activate.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)
- 各種レコードタイプユーザーに応じたビジネスプロセスの調整help.salesforce.com/s/articleView?id=platform.customize_recordtype.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)
- レコードタイプと選択リストの作成および更新に関する考慮事項help.salesforce.com/s/articleView?id=platform.customize_recordtype_considerations.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)
- レコードタイプの作成help.salesforce.com/s/articleView?id=platform.creating_record_types.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)
- Lightning アプリケーションビルダーまたはページレイアウトエディターを使用するタイミングの決定help.salesforce.com/s/articleView?id=platform.lightning_pages_or_page_layouts_when_to_choose.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)
- プロファイルまたはレコードタイプへのページレイアウトの割り当てhelp.salesforce.com/s/articleView?id=platform.layouts_assigning.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)