Salesforceで目的のレコードを探しやすくする方法
Salesforce にレコードが増えてくると、目的の 1 件にたどり着くまでに時間がかかるようになります。このページでは、リストビューで一覧を絞り込む方法と、画面上部のグローバル検索で探す方法を、それぞれの仕組みと限界とあわせて整理します。最後に、増えすぎたリストビューの片付け方にも触れます。
この記事は、Salesforce の開発・保守を請け負う mtTech が、運用で迷いやすいことを公式の資料に沿ってまとめたものです。機能の説明は、末尾の公式の資料で確かめた内容です。
リストビューを作って共有する
リストビューは、検索条件に合うレコードを一覧にして保存しておく機能です。オブジェクトのタブで歯車のアイコンから [新規] を選ぶと、一から作れます。既存のリストビューを [コピー] して作り替えることもできます。[1]
作るときに、誰が見られるかを決めます。選べるのは、自分だけ、すべてのユーザー、特定のグループの 3 つです。グループで共有するときは、公開グループかロールを選びます。共有先にできるのはグループ、ロール、テリトリーで、個々のユーザーを名指しすることはできません。[1][2]
全員に公開するリストビューを作ったり直したりするには、「公開リストビューの管理」の権限が要ります。よく使うリストビューは固定しておくと、タブを開いたときに最初に表示されます。[1][3]
リストビューに出るのは、本人がアクセスできるレコードと、ページレイアウトと項目レベルセキュリティで見える項目だけです。同じリストビューでも、人によって件数が違うことがあります。[1]
検索条件で絞り込む
最初に「自分のレコード」か「すべてのレコード」かを選び、そこに [検索条件を追加] で項目・演算子・値の条件を足していきます。条件には番号が付き、[検索条件ロジック] で「1 AND (2 OR 3)」のように組み合わせられます。[1]
ロジックには、すべての条件番号を入れる必要があります。また、NOT は括弧の中全体には効かないため、期待と違う結果になることがあります。[1][3]
[ロックされた検索条件] と表示されたリストビューは、自分では条件を変えられません。コピーしてから、自分のリストビューとして条件を直します。保存した条件の変更は、そのリストビューを見られる全員に反映されます。[3]
[説明] のようなロングテキストエリア項目、リッチテキスト項目、数式項目では絞り込めません。[最近参照したデータ] のように、条件を足せない標準のリストビューもあります。[2][3]
一覧の見せ方を使い分ける
- 見せ方 1インライン編集一覧のセルにポインターを置いて編集のアイコンを押すと、その場で値を直せます。編集できないセルには鍵のアイコンが出ます。複数のレコードタイプが混ざった一覧では、既定ではインライン編集できません。同じ項目を 2 人が同時に直すと、最後の編集だけが残ります。[4][5]
- 見せ方 2グラフリストビューの中身を縦棒、横棒、ドーナツのグラフにします。集計の種類は合計、件数、平均から選びます。リストビューを変えてもグラフは自動では更新されないため、手動で更新します。作ったグラフは削除できません。[6][7]
- 見せ方 3かんばんリストビューのレコードを、フェーズなどの項目ごとの列に並べます。カードを別の列へドラッグすると、レコードが更新されます。グループ化に選んだ項目が空のレコードは表示されません。[8][9]
- 見せ方 4リスト内の検索リストビューの検索ボックスでは、列に出ていない項目も含めて検索できます。対象になるのは、2026年10月時点で一覧の最初の 2,000 件だけで、数式項目や数値項目は通常は検索できません。[10]
グローバル検索の仕組みと検索できる項目
画面上部のグローバル検索は、組織全体を対象に探す機能です。入力中に候補が出て、Enter キーを押すと全体の検索結果が開きます。結果に出るのは、本人がアクセスできるレコードだけです。[11]
グローバル検索は、検索インデックスを使って結果を返します。作ったり直したりしたばかりのレコードは、検索できるまで数分かかります。15 分たっても見つからないときは、システム管理者に連絡するよう案内されています。[11][12]
すべての項目が検索の対象になるわけではありません。標準で検索用にインデックスされる項目は、オブジェクトごとに限られています。カスタムオブジェクトのテキスト型の項目は、常にインデックスされます。[11][13]
対象外の項目の値で探したいときは、検索用のカスタムテキスト項目を作り、自動化で値を写す方法が公式に紹介されています。同じ値を数千件に入れると検索の結果に影響するため、先に検索の絞り込みで足りないかを確かめるよう注意書きがあります。[13]
検索レイアウトで結果の見え方を整える
検索レイアウトは、検索結果にどの項目を列として出すかを決める設定です。[設定] の [オブジェクトマネージャ] で対象のオブジェクトを開き、[検索レイアウト] から編集します。設定した内容は、グローバル検索とルックアップ検索の両方に効きます。[14][16]
プロファイルごとに別のレイアウトを割り当てることもできます。割り当てのないユーザーには、既定の検索結果レイアウトが出ます。[14]
注意したいのは、検索レイアウトは見せる列を決めるだけで、どの項目で一致させるかは変えない点です。ロングテキスト項目は追加できず、項目レベルセキュリティで見えない項目は、レイアウトに入れても表示されません。[15]
増えすぎたリストビューを整理する
使わなくなったリストビューは、リストビューを開き、歯車のアイコンから [削除] を選んで消します。公開リストビューを消すには、「公開リストビューの管理」の権限が要ります。[17][3]
削除したリストビューは、ごみ箱に入らず、元に戻せません。消す前に、検索条件と表示項目を控えておくと、必要になったときに同じものを作り直せます。[17]
「共有リストビューの管理」の権限を持つ人がリストビューを消したり非公開にしたりできるのは、共有先のすべてのグループのメンバーである場合に限られます。権限が足りずに消せないときは、管理者に依頼します。[2]
API 参照名が重なった重複のリストビューが、Lightning Experience の画面から消せないことがあります。その場合は、開発者コンソールで ListView を検索して ID を調べ、Classic の画面から削除する手順が公式に案内されています。[18]
質問と答え
項目の値で検索しても、レコードが見つかりません。
その項目が検索の対象に入っていない可能性があります。検索レイアウトに列を足しても、検索の対象は変わりません。作ったばかりのレコードは、検索できるまで数分かかることもあります。[13][15][11]
削除したリストビューを戻せますか。
戻せません。ごみ箱にはデータだけが入り、リストビューは入らないためです。同じ検索条件で作り直す必要があります。[17]
一覧で直した値が、条件に合わなくなっても表示されたままです。
インライン編集の後は、リストビューの検索条件が自動ではかけ直されません。ページを更新すると、条件に合わないレコードは一覧から外れます。[5]
出典
- Lightning Experience でのカスタムリストビューの作成(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?language=ja&type=5&id=xcloud.customviews_lex.htm(2026-10-24 確認)
- リストビューおよび関連リストに関する考慮事項(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?language=ja&type=5&id=xcloud.basics_list_views_lex_considerations.htm(2026-10-24 確認)
- Lightning Experience のリストビュー検索条件の編集(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?language=ja&type=5&id=sf.customviews_edit_filters_lex.htm(2026-10-24 確認)
- Lightning Experience のリストビューからレコードをインライン更新(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?language=ja&type=5&id=customviews_edit_inline_listview_lex.htm(2026-10-24 確認)
- Lightning Experience でのリストビューのインライン編集の考慮事項(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?language=ja&type=5&id=xcloud.basics_customviews_lv_lex_considerations.htm(2026-10-24 確認)
- Lightning Experience のリストビューグラフの作成(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?language=ja&type=5&id=xcloud.customviews_listview_chart_create_lex.htm(2026-10-24 確認)
- Lightning Experience のリストビューグラフの編集(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?language=ja&type=5&id=sf.customviews_listview_chart_edit_lex.htm(2026-10-24 確認)
- Kanban ビューの設定(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?language=ja&type=5&id=xcloud.kanban_configuration.htm(2026-10-24 確認)
- Kanban ビューでの作業(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?language=ja&type=5&id=sf.kanban_use.htm(2026-10-24 確認)
- Lightning Experience でのリストビューの検索(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?language=ja&type=5&id=xcloud.basics_search_list_views_lex.htm(2026-10-24 確認)
- Lightning Experience でのレコードの検索(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?language=ja&type=5&id=sf.basics_search_records_lex.htm(2026-10-24 確認)
- Salesforce 全体の検索(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?language=ja&type=5&id=xcloud.basics_search_parent.htm(2026-10-24 確認)
- 追加項目を検索可能にする(ナレッジ記事 000382100)help.salesforce.com/s/articleView?language=ja&type=1&id=000382100(2026-10-24 確認)
- 検索レイアウトのカスタマイズ(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?language=ja&type=5&id=customize_searchlayout.htm(2026-10-24 確認)
- 検索レイアウトの制限事項(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?language=ja&type=5&id=ai.customize_searchlayout_notes.htm(2026-10-24 確認)
- 検索レイアウト機能「ルックアップダイアログ」、「オブジェクトタブ」、および「オブジェクトリストビュー」(ナレッジ記事 000387820)help.salesforce.com/s/articleView?language=ja&type=1&id=000387820(2026-10-24 確認)
- 削除後のリストビューの復元(ナレッジ記事 000380918)help.salesforce.com/s/articleView?language=ja&type=1&id=000380918(2026-10-24 確認)
- How to Delete Duplicate List Views in Salesforce(Knowledge Article 003962216)help.salesforce.com/s/articleView?language=ja&type=1&id=003962216(2026-10-24 確認)