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Salesforceの使われていないライセンスを見つけて整理する手順

Salesforce のライセンスは、ユーザーごとに割り当てて使います。定期にライセンスの棚卸しをすると、使われていない割り当てを見つけて整理できます。このページでは、ライセンスの数を確かめ、使われていないユーザーを見つけ、凍結や無効化で整理するまでを、公式ヘルプに沿って順番にまとめます。管理者本人が辞めたときの引き継ぎは、別のページで説明しています。

mtTech・2026.10.24 公開(内容は 2026年10月 時点)

この記事は、Salesforce の開発・保守を請け負う mtTech が、運用で迷いやすいことを公式の資料に沿ってまとめたものです。機能の説明は、末尾の公式の資料で確かめた内容です。

棚卸しで見る 3 種類のライセンス

Salesforce のライセンスには、ユーザーライセンス、権限セットライセンス、機能ライセンスがあります。棚卸しでは、この 3 つを分けて確かめます。[2]

  • ユーザーライセンスは、Salesforce を使うためのものです。ユーザー 1 人に 1 つだけ割り当てます。[2]
  • 権限セットライセンスは、ユーザーライセンスに含まれない機能を足します。1 人にいくつでも割り当てられます。[2][12]
  • 機能ライセンスは、Marketing など、ユーザーライセンスに含まれない機能を足します。こちらも 1 人にいくつでも割り当てられます。[15]

権限セットライセンスは、対応する権限を含む権限セットと組み合わせて割り当てたときに、はじめて機能が使えます。[12]

[組織情報] でライセンスの数を確かめる

[設定] の [組織情報] を開くと、購入したライセンスの数と、割り当て済みの数、残りの数がわかります。関連リストは [ユーザーライセンス]、[権限セットライセンス]、[機能ライセンス] に分かれています。ヘルプの一部では、この画面を [会社情報] とも書いています。[1][13][16]

この画面は、その時点の一覧です。ユーザーを有効化・無効化してから数が変わるまで、最大 24 時間かかることがあります(2026年10月時点)。[3][1]

数を追い続けたいときは、Lightning 利用状況アプリケーションの [有効ライセンス数] タブも使えます。Digital Wallet のライセンス利用状況のページでは、より詳しい情報をリアルタイムで見られます。[2][3]

どのユーザーにどのユーザーライセンスが付いているかは、ユーザーを主オブジェクトにしたカスタムレポートタイプでレポートにできます。その際、自動ユーザーなどライセンスの付いていないユーザーは除くよう案内されています。[18]

使われていないユーザーを見つける

次に、ライセンスを割り当てたまま使われていない人を探します。手がかりは、ユーザーの [最終ログイン] です。最後に正常にログインした日時が入ります。[5]

  • 管理レポートの「有効ユーザー一覧」で、有効なユーザーと最終ログイン時刻を一覧にします。公式ヘルプでは、管理レポートは Salesforce Classic で使える機能として書かれています(2026年10月時点)。[4]
  • ユーザーのカスタムレポートで、[ログイン日/時間] を空白と一致させる条件を付けると、一度もログインしていないユーザーを出せます。ログインの列を使うには「ユーザーの管理」権限が要ります。[4]
  • 拡張ユーザーリストビューを有効にすると、ユーザーの一覧を条件で絞り込み、並べ替えられます。棚卸し用のリストビューを作っておくと、次回も同じ条件で見直せます。[7][8]
  • [ログイン履歴] では、誰が、いつ、どこからログインしたかを確かめられます。画面に出るのは過去 6 か月、最大 20,000 件で、それより多いときはファイルに書き出します(2026年10月時点)。[6]

凍結・無効化・削除の違い

使われていないとわかったユーザーは、凍結か無効化で扱います。それぞれの違いは次のとおりです。[9][10]

  • 扱い 1凍結ログインを止めます。ライセンスは空きません。その場で無効化できない事情があるときに、当面の手当てとして使います。[9]
  • 扱い 2無効化ユーザーの [有効] をオフにして保存します。ログインできなくなり、過去の活動とレコードは残ります。ライセンスは使える数に戻ります。[10][11]
  • 扱い 3削除Salesforce では、ユーザーを完全には削除できません。削除すると孤立したレコードができ、情報が失われるおそれがあるためです。[10]

無効化できないときの進め方

次の設定に入っているユーザーは、そのままでは無効化できません。[10]

  • リードのデフォルトの所有者、デフォルトのリード作成者または所有者[10]
  • デフォルトまたは自動化されたケース所有者[10]
  • デフォルトのワークフローユーザー、ワークフローメールアラートの唯一の受信者[10][11]
  • カスタム階層項目で選択されているユーザー、カスタマーポータル管理者[10]

この場合は、先に凍結してログインを止めます。そのうえで、設定や所有者を別のユーザーに替えてから無効化します。承認者だった場合は、承認プロセスから外すか、別の人に割り当てます。[10][9]

自動化プロセスユーザーやインテグレーションユーザーなど、種類として無効化できないユーザーもあります。棚卸しの一覧では、人が使うユーザーと分けて見ます。[11]

ダッシュボードの所有者や実行ユーザーを無効化すると、ダッシュボードが期待どおりの結果を返しません。無効化の前に、ダッシュボードの所有者を替えておきます。[11]

権限セットライセンスと機能ライセンスを片付ける

ユーザーを無効化しても、権限セットと権限セットグループの割り当ては残ります。公式ヘルプでは、無効化の後にこれらの割り当てを外すよう勧めています。[11]

権限セットライセンスは、[組織情報] でライセンス名を開き、[このプロファイルに属するユーザーの参照] から割り当て済みのユーザーを確かめます。同じ画面で、複数のユーザーの割り当てをまとめて外せます。[13][14]

権限セットや権限セットグループの割り当てを外すと、関連する権限セットライセンスもほとんどの場合は自動で外れます。ただし、50 件以上をまとめて外したときや、別の権限セットが同じライセンスを使っているときなどは自動では外れないため、手で外します(2026年10月時点)。[14]

機能ライセンスは、[組織情報] の [機能ライセンス] で購入数を見ます。付け外しは、ユーザーの詳細ページのチェックボックスで行います。[16][17]

質問と答え

凍結したユーザーのライセンスは、ほかの人に回せますか。

回せません。凍結はログインを止めるだけで、ライセンスは空きません。ほかの人に回すには、無効化します。[9]

無効化すると、請求されるライセンスの数も減りますか。

減りません。無効化したユーザーは使えるライセンスの数に戻りますが、請求される数はそのままです。請求を変えるには、組織のライセンス数そのものを変える必要があります。[11]

[最終ログイン] の日時は、ログインした瞬間に変わりますか。

最後のログインから 60 秒が経つと更新されます。ログインの細かい記録は、[ログイン履歴] で過去 6 か月分を確かめられます(2026年10月時点)。[5][6]

出典

  1. [設定] での組織のユーザーライセンスの表示(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?language=ja&type=5&id=platform.users_licenses_view_setup.htm(2026-10-24 確認)
  2. ライセンスの概要(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?language=ja&type=5&id=platform.users_licenses_overview.htm(2026-10-24 確認)
  3. 組織のユーザーライセンスの表示(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?language=ja&type=5&id=platform.users_license_types_view.htm(2026-10-24 確認)
  4. 管理レポート(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?language=ja&type=5&id=analytics.reports_administrative.htm(2026-10-24 確認)
  5. ユーザーの項目(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?language=ja&type=5&id=platform.user_fields.htm(2026-10-24 確認)
  6. ログイン履歴の監視(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?language=ja&type=5&id=xcloud.users_login_history.htm(2026-10-24 確認)
  7. 拡張ユーザーリストビューでのユーザーの管理(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?language=ja&type=5&id=platform.enhanced_user_list_view.htm(2026-10-24 確認)
  8. ユーザーの表示および管理(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?language=ja&type=5&id=platform.admin_users.htm(2026-10-24 確認)
  9. ユーザーアカウントの凍結または凍結解除(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?language=ja&type=5&id=platform.users_freeze.htm(2026-10-24 確認)
  10. ユーザーの無効化(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?language=ja&type=5&id=platform.how_to_deactivate_users.htm(2026-10-24 確認)
  11. ユーザーの無効化の考慮事項(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?language=ja&type=5&id=platform.users_deactivate_considerations.htm(2026-10-24 確認)
  12. 権限セットライセンス(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?language=ja&type=5&id=platform.users_permissionset_licenses_overview.htm(2026-10-24 確認)
  13. 権限セットライセンスの表示および管理(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?language=ja&type=5&id=platform.users_permissionset_licenses_view.htm(2026-10-24 確認)
  14. ユーザーの権限セットライセンスの削除(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?language=ja&type=5&id=platform.users_permissionset_licenses_remove.htm(2026-10-24 確認)
  15. 機能ライセンスの概要(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?language=ja&type=5&id=platform.users_understanding_feature_licenses.htm(2026-10-24 確認)
  16. 組織の機能ライセンスの参照(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?language=ja&type=5&id=platform.users_viewing_feature_licenses.htm(2026-10-24 確認)
  17. ユーザーに対する機能ライセンスの有効化(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?language=ja&type=5&id=platform.users_feature_licenses_enabling.htm(2026-10-24 確認)
  18. カスタムレポートタイプを使用したユーザーライセンスの割り当ての確認(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?language=ja&type=5&id=platform.users_license_view_assignments.htm(2026-10-24 確認)

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