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開発例 No.30

SalesforceのWeb-to-リードでサイトの問い合わせを登録

自社サイトの問い合わせフォームに届いた内容を、Salesforce のリードに手で写していませんか。Salesforce には、サイトのフォームから送られた内容をリードとして登録する Web-to-リードという機能があります。このページでは、仕組みと設定の流れ、API で登録する方法との違い、気をつける点をまとめます。

執筆 徳 雅俊(Salesforce 認定アドミニストレーター/Platform デベロッパー)・2026.10.23 公開

このページは、ご依頼いただける開発の例の解説です。実際の導入事例ではありません。機能の説明は、末尾の Salesforce 公式の資料で確かめた内容です。

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こんなことで困っていませんか

  • サイトの問い合わせフォームに届いた内容を、担当者が Salesforce のリードに手で写している。[1]
  • リードを見ても、どのフォームやページから来た問い合わせなのか区別がつかない。[6]
  • フォームから入った問い合わせを、誰が受け持つのかが決まっていない。[2]
  • 問い合わせた人へのお礼のメールを、そのつど手で送っている。[1][2]
この開発でつくる仕組み(イメージ)
  1. 問い合わせフォームサイトに組み込んだ HTML
  2. Web-to-リード送信内容からリードを作成
  3. 割り当てルールユーザーやキューに振り分け
  4. 自動返信メール応答テンプレートで送る

本文の説明を図にしたものです。実際の構成は、組織の設定によって変わります。

なぜ起きるのか

問い合わせフォームと Salesforce がつながっていないと、届いた内容は Salesforce に入りません。人が読み取り、リードの項目に入れ直す作業が残ります。[1]

Web-to-リードでは、Salesforce の画面で項目を選んで HTML のフォームを作り、サイトに組み込みます。見込み客が送信すると、その内容からリードが作られます。[1]

いまのフォームの見た目や項目を生かしたいときは、生成された HTML を書き換えることになります。ただし、Salesforce が提供するのは標準のフォームだけで、個別の変更はサポートの対象外と案内されています。[6]

リードがどの経路で作られたかを、自動で見分ける機能はありません。フォームに [リードソース] 項目を加え、ページごとの値を入れておく方法が案内されています。[6]

直し方の選択肢

登録の方法は大きく 2 つです。届く件数やフォームの作りに合わせて選び、どちらも担当の割り当てと組み合わせられます。[1][7][8]

  • 方法 1Web-to-リード[設定] の [Web-to-リード] で有効にし、生成した HTML のフォームをサイトに組み込みます。2026年10月時点のヘルプでは、1 日 500 件までです。[1][3]
  • 方法 2API でリードを作るサイト側のプログラムから REST API に必須項目などの値を POST で送り、リードを作ります。フォームの作りに縛られない一方で、サイト側にプログラムを用意する必要があります。[7]
  • 方法 3担当の割り当て有効なリードの割り当てルールで、Web から来たリードをユーザーやキューに振り分けます。REST API でも、割り当てのヘッダーを付けなければ、有効な割り当てルールが使われます。[2][8]

作業の流れ

  1. 受け付ける項目を決めます。標準項目に無い情報はカスタム項目を作り、取引開始のときに取引先・取引先責任者・商談のどの項目へ移すかも決めます。[2]
  2. [リード状況] 選択リストでデフォルトの状況を決めます。リードキュー、割り当てルール、[リードの設定] のデフォルトの所有者も整えます。[2]
  3. [設定] の [クイック検索] に「Web-to-リード」と入力して [Web-to-リード] を開き、[編集] で有効にします。デフォルトのリード作成者と、自動返信に使うデフォルトの応答テンプレートを選んで保存します。[1]
  4. [Create Web-to-Lead Form] で項目とキャンペーンを選び、送信後に移るページの URL を入れて [生成] をクリックします。経路を分けたいときは [リードソース] 項目も加えます。[1][6]
  5. 生成された HTML をサイトの担当者に渡して組み込みます。公開前に、HTML 内のデバッグ用の行を有効にして送信を試し、済んだらその行を消して公開します。[1][5]

気をつけること

  • 2026年10月時点のヘルプでは、Web-to-リードの要求は 1 日 500 件までです。超えた分は、デフォルトのリード作成者に内容のメールが届きます。[3]
  • ボットによる送信を見分ける検証が、既定で有効になっています。お使いの地域でこの検証が使えるかを、先に確かめるよう案内されています。[1]
  • デフォルトのリード作成者には、「すべてのデータの編集」「メールの送信」「活動へのアクセス」の権限を持つユーザーを選びます。権限は権限セットとプロファイルを組み合わせず、どちらかで与えるよう案内されています。[1]
  • フォームに [キャンペーン ID] 項目を含めると、リードがキャンペーンメンバーとして入ります。メンバーの重複を避けるため、作られたリードからメンバーを入れるトリガーやプロセスは作らないよう案内されています。[1]
  • 割り当てルールが無効だと、Web から来たリードはすべて [リードの設定] で指定したデフォルトの所有者に割り当てられます。[2]
  • メールアドレスの形を確かめたいときは、リードの [メール] 項目に入力規則を作る方法が示されています。[2]

想定工数の目安

自社サイトのフォームから、直接登録する4〜10時間

想定工数は、要件の確認から動作確認・本番反映の手順までを含む実働時間です。※Salesforce の環境(構築済みの仕組みや設定など、さまざまな要素)や、要件によって工数は大幅に前後するため、あくまでも目安です。

質問と答え

いまの問い合わせフォームのデザインのまま使えますか。

生成された HTML を書き換えて組み込む形になります。Salesforce が提供するのは標準のフォームで、個別の変更はサポートの対象外と案内されています。フォームを自由に作りたいときは、API でリードを作る方法も選べます。[6][7]

1 日に何件まで登録できますか。

2026年10月時点のヘルプでは、Web-to-リードの要求は 1 日 500 件までです。超えた分はデフォルトのリード作成者にメールで届きます。500 件を超える見込みがあるときは、カスタマーサポートへの問い合わせが案内されています。[3]

フォームから入ったリードは、どう見分けますか。

Web で作られたリードはデフォルトの状況になり、「未読」の印が付きます。[私の未読リード] リストビューで探せます。どのページから来たかを分けたいときは、[リードソース] 項目に値を入れておきます。[4][6]

公開する前にテストできますか。

生成された HTML には、デバッグ用の行がコメントとして入っています。これを有効にして送信すると、デバッグの情報を確かめられます。公開の前に、その行を消します。[1][5]

出典

  1. Web-to-リードを使用した Web サイトからのリードの生成(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?id=sales.setting_up_web-to-lead.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)
  2. Web-to-リードの設定に関するガイドライン(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?id=sales.customize_leadpreparation.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)
  3. Web で生成されたリード数が組織の制限数に到達するとどうなりますか?(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?id=sales.faq_leads_what_if_my_company.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)
  4. Web で生成されたリードに割り当てられる状況は?(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?id=sales.faq_leads_what_status_is.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)
  5. Web マスターは [Web-to-リード] ページをどうやってテストしますか?(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?id=sales.faq_leads_how_can_our_webmaster.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)
  6. Web-to-リードによって作成されたリードの特定(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?id=000387484&language=ja&type=1(2026-10-23 確認)
  7. Create a Record(REST API Developer Guide)developer.salesforce.com/docs/platform/api-rest/guide/dome-sobject-create.html(2026-10-23 確認)
  8. Assignment Rule Header(REST API Developer Guide)developer.salesforce.com/docs/platform/api-rest/guide/headers-autoassign.html(2026-10-23 確認)

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