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開発例 No.59

Salesforceの利用状況をレポートとダッシュボードで見える化

導入した Salesforce が、誰にどれだけ使われているかを確かめたいときのページです。ログインの記録と入力の記録をレポートにまとめ、ダッシュボードで定期的に見る方法を、Salesforce のヘルプに沿って整理します。

執筆 徳 雅俊(Salesforce 認定アドミニストレーター/Platform デベロッパー)・2026.10.23 公開

このページは、ご依頼いただける開発の例の解説です。実際の導入事例ではありません。機能の説明は、末尾の Salesforce 公式の資料で確かめた内容です。

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こんなことで困っていませんか

  • 導入したものの、誰がいつログインしているのか把握できていない[1][2]
  • しばらくログインしていない人や、一度もログインしていない人を洗い出したい[2]
  • ログインはしていても、レコードが入力されているかまでは分からない[5][6]
  • 確かめるたびに [設定] を開いて調べており、定期的に見る形になっていない[1][10]

なぜ起きるのか

ログインの記録は、[設定] の [ログイン履歴] にあります。画面に出るのは過去 6 か月分、最大 20,000 件までで、それより多い分はファイルにダウンロードして見ます。[1]

入力の記録は、各レコードに残る「作成したユーザー」と「作成日時」の項目です。人ごとの件数として並べるには、レポートでグループ化して集計します。[6][5]

ダッシュボードに出るデータは、すべてレポートから来ます。元になるレポートを用意しないと、ダッシュボードに載せられません。[7]

Lightning 利用状況アプリケーションでは日次の有効ユーザー数などを見られます。ただし、画面からレポートへのエクスポートはできません。[3]

直し方の選択肢

見たいものに合わせて、次の手段を組み合わせます。[2][3][5]

  • 管理レポートの標準レポートを使う:「有効ユーザー一覧」で有効なユーザーと最終ログイン時刻を、「今週ログインしたユーザー一覧」で過去 7 日間にログインした人を確かめます[2]
  • ログインの詳細をレポートにする:「ユーザーの管理」権限があれば、[ログイン日/時間] や [ログイン状況] などを列に加えたユーザーレポートを作れます[2]
  • 入力状況をレポートにする:見たいオブジェクトのレポートで、作成したユーザーの項目でグループ化し、「作成日」などの日付項目で期間を絞ります[5][6]
  • Lightning 利用状況アプリケーションを使う:アプリケーションランチャーから [Lightning 利用状況] を開き、日次・月次の有効ユーザー数や、よく表示されたページを見ます[3]

作業の流れ

  • 見たい指標を決める:ログインの有無、最終ログイン、オブジェクトごとの入力件数など、ダッシュボードで確かめたいことを書き出します[7]
  • 元のレポートを作る:[レポート] タブで [新規レポート] をクリックし、レポートタイプを選んで [レポートを開始] をクリックします。列・グループ・検索条件を整えて保存します[5]
  • 必要ならカスタムレポートタイプを作る:Lightning Usage アプリケーションオブジェクトなどを使うときは、[設定] の [レポートタイプ] から作ります。設計中は [開発中] にしておきます[4][11]
  • ダッシュボードにまとめる:[新規ダッシュボード] からダッシュボードエディターを開き、レポートごとにウィジェットを置きます。保存先のフォルダーで、見られる人が決まります[7]
  • 実行ユーザーを決める:ダッシュボードのプロパティの [次のユーザーとしてダッシュボードを参照] で、誰の権限でデータを見せるかを選びます[9]
  • 定期的に届くようにする:ダッシュボードを開いて [登録] をクリックし、スケジュールと受信者を設定すると、更新された結果がメールで届きます[10]

気をつけること

  • ダッシュボードは実行ユーザーの権限でデータを表示します。そのため、閲覧者がふだん見られないデータまで見える場合があります[8]
  • 登録メールの受信者にも、実行ユーザーと同じデータが表示されます。受信者がふだん見られる範囲と違う場合があります[10]
  • 2026年10月時点の「管理レポート」のヘルプは、使用可能なインターフェースを Salesforce Classic としています。[管理レポート] フォルダーは「設定・定義を参照する」権限を持つ人にだけ表示されます[2]
  • ログイン履歴レポートの [ログイン状況] 列には、ログイン中の出来事がコードで記録されます。成功は 0 なので、ログインできた人を数えるときはこれに絞ります[1]
  • Lightning Usage アプリケーションオブジェクトは、ログイン総計値には使えません。ログイン方法別の数字は、アプリケーションの [ログイン総計値] タブで見ます[4][12]

想定工数の目安

誰がどれだけ使っているかを、見える化する4〜8時間

想定工数は、要件の確認から動作確認・本番反映の手順までを含む実働時間です。※Salesforce の環境(構築済みの仕組みや設定など、さまざまな要素)や、要件によって工数は大幅に前後するため、あくまでも目安です。

質問と答え

一度もログインしていない人を探せますか。

探せます。ユーザーのカスタムレポートで [ログイン日/時間] を条件に選び、「次の文字列と一致する」演算子を選んで、値を空白にしておくと表示できるとヘルプにあります。[2]

6 か月より前のログインを見たいです。

2026年10月時点のヘルプでは、[ログイン履歴] の表示もダウンロードも、対象は過去 6 か月です。長く残したいときは、この範囲のうちにダウンロードして保管します。[1]

見る人ごとに、その人が見られる範囲の数字だけを出せますか。

実行ユーザーを「ダッシュボード閲覧者」にすると、閲覧者自身のアクセス権に基づくデータが表示されます。これを動的ダッシュボードと呼びます。作成には「動的ダッシュボードの管理」権限が要ります。[9]

Lightning 利用状況アプリケーションの数字をダッシュボードに載せられますか。

画面からレポートへのエクスポートはできません。Lightning Usage アプリケーションオブジェクトでカスタムレポートタイプを作れば、カスタムレポートで使えます。そのレポートをダッシュボードの元にします。[3][4][7]

出典

  1. ログイン履歴の監視(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?id=xcloud.users_login_history.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)
  2. 管理レポート(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?id=analytics.reports_administrative.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)
  3. Lightning Usage アプリケーションによる Lightning Experience 採用インサイトの取得(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?id=xcloud.lex_lightning_usage_app.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)
  4. カスタムレポートからの Lightning Experience 採用インサイトの取得(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?id=xcloud.lex_usage_reports.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)
  5. Lightning Experience でのレポートの作成(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?id=analytics.reports_build_lex.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)
  6. System Fields(Object Reference for the Salesforce Platform)developer.salesforce.com/docs/atlas.en-us.object_reference.meta/object_reference/system_fields.htm(2026-10-23 確認)
  7. ダッシュボード(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?id=analytics.rd_dashboards_overview.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)
  8. ダッシュボードのデータ表示に関する考慮事項(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?id=analytics.dashboards_view_as_considerations.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)
  9. Lightning Experience でのダッシュボードデータ表示の設定(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?id=analytics.dashboards_view_as.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)
  10. Lightning Experience でのダッシュボードへの登録(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?id=analytics.dashboards_subscribe_lex.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)
  11. 従来のカスタムレポートタイプビルダーでのカスタムレポートタイプの作成(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?id=xcloud.reports_defining_report_types.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)
  12. Lightning Usage アプリケーションを使用した Salesforce ログインの監視(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?id=xcloud.mfa_monitor_usage_app.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)

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