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開発例 No.60

Salesforceの設定変更履歴で、誰がいつ設定を変えたか確かめる

Salesforce の設定が変わっているのに、いつ誰が変えたのか分からないことがあります。Salesforce には、[設定] で行われた変更を記録する設定変更履歴があります。このページでは、履歴の見方と、記録を手元に残す進め方をまとめます。

執筆 徳 雅俊(Salesforce 認定アドミニストレーター/Platform デベロッパー)・2026.10.23 公開

このページは、ご依頼いただける開発の例の解説です。実際の導入事例ではありません。機能の説明は、末尾の Salesforce 公式の資料で確かめた内容です。

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こんなことで困っていませんか

  • プロファイルや権限セットの中身が、いつの間にか変わっている。[1]
  • 入力規則やフローが変わったが、誰が変えたのか分からない。[1]
  • システム管理者が複数いて、それぞれの変更を把握しきれていない。[1]
  • 半年以上前の設定変更を調べようとしたが、記録が見つからない。[1][2]

なぜ起きるのか

設定の変更は、レコードの変更とは別の場所に記録されます。[設定] での変更は設定変更履歴に残り、項目の値の変更は項目履歴管理を有効にした項目だけが [履歴] 関連リストに残ります。[1][3]

設定変更履歴の画面に一覧で出るのは、最新の 20 件です。それより前の変更は、ダウンロードしたファイルで確かめます。[1]

2026年10月時点のヘルプでは、ダウンロードできるのは過去 180 日分です。180 日を過ぎた記録は削除されるため、あとから振り返れなくなります。[1]

監査履歴を見るのに必要な権限として、ヘルプには「設定・定義の参照」が挙がっています。履歴を見る担当者に、この権限が付いているかが前提になります。[1]

直し方の選択肢

確かめたい期間と、記録をどう残したいかで方法を選びます。[1][2]

  • 画面で見る:[設定] の [設定変更履歴の参照] で、最新 20 件の変更実施日・変更実施者・変更内容を確かめます。[1]
  • ファイルで残す:同じ画面の [ダウンロード] で、過去 180 日分の履歴を取り出します。180 日より長く残したい場合は、期限が来る前に定期的に取り出して保管します。[1]
  • API で取り出す:SetupAuditTrail オブジェクトを query() で取得できます。変更の分類、変更内容の説明、[設定] メニューのどの区分で行われたかが項目として入っています。[2]
  • データの変更も追う:レコードの項目の値を誰が変えたかを残したい場合は、設定変更履歴ではなく項目履歴管理を使います。[3]

作業の流れ

  • 権限を確かめる:履歴を確かめる人に「設定・定義の参照」の権限があるかを見ます。[1]
  • 履歴を開く:[設定] の [クイック検索] で [設定変更履歴の参照] を探して開きます。[1]
  • 最新の変更を見る:一覧の変更実施日・変更実施者・変更内容から、調べたい変更を探します。[1]
  • 過去分を取り出す:[ダウンロード] をクリックし、過去 180 日分の履歴をファイルで保存します。[1]
  • 定期的に保管する:180 日を過ぎると記録が削除されるため、取り出す間隔を決めて保管を続けます。API の SetupAuditTrail から取り出す方法もあります。[1][2]

気をつけること

  • ユーザーがシステム管理者にログインアクセスを許可し、その管理者が代わりに変更した場合、[代理ユーザー] 列に管理者のユーザー名が出ます。[ユーザー] 列には許可したユーザーが出ます。[1]
  • 設定変更履歴で追跡される変更は、ヘルプに一覧があります。調べたい変更が対象に入っているかを、先に確かめます。[1]
  • SetupAuditTrail では、SELECT count(Id) のような集計のクエリは使えません。SELECT count() は使えます。[2]
  • SetupAuditTrail は Visualforce の標準コントローラーとしては使えません。使うとエラーになります。[2]
  • 項目履歴管理は、追跡を有効にした日時より前の変更を記録しません。データの変更も追いたい場合は、早めに有効にするかを検討します。[3]

想定工数の目安

設定の変更履歴を、確かめられるようにする2〜4時間

想定工数は、要件の確認から動作確認・本番反映の手順までを含む実働時間です。※Salesforce の環境(構築済みの仕組みや設定など、さまざまな要素)や、要件によって工数は大幅に前後するため、あくまでも目安です。

質問と答え

どのような設定の変更が記録されますか。

ヘルプの一覧には、ユーザー・ロール・プロファイル・権限セットの変更、ページレイアウトやカスタム項目、入力規則、Apex クラスやトリガー、フロー、承認プロセス、パッケージのインストールなどが挙がっています。[1]

履歴はどのくらいの期間さかのぼれますか。

2026年10月時点のヘルプでは、画面の一覧は最新 20 件、ダウンロードは過去 180 日分です。180 日を過ぎた記録は削除されるため、長く残したい場合は定期的に取り出して保管します。[1][2]

レコードの金額などを誰が変えたかも、設定変更履歴で分かりますか。

設定変更履歴が記録するのは [設定] での変更です。レコードの項目の値の変更は、項目履歴管理で追跡を有効にした項目について、[履歴] 関連リストに日付・時間・変更内容・変更者が残ります。[1][3]

ほかの人の代わりにログインして変えた場合は、どう記録されますか。

ログインアクセスを許可されたシステム管理者が変更した場合、[代理ユーザー] 列に管理者のユーザー名が、[ユーザー] 列にアクセスを許可したユーザーが出ます。API では DelegateUser 項目にあたります。[1][2]

出典

  1. 設定変更履歴を使用した設定変更の監視(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?id=xcloud.admin_monitorsetup.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)
  2. SetupAuditTrail(Object Reference for the Salesforce Platform)developer.salesforce.com/docs/atlas.en-us.object_reference.meta/object_reference/sforce_api_objects_setupaudittrail.htm(2026-10-23 確認)
  3. 項目履歴管理の概要(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?id=xcloud.tracking_field_history.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)

環境に合わせた進め方は、相談フォームから一言でどうぞ。

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