できること 無料トライアルを相談する
開発例 No.02

Salesforceで見積書をPDFに|見積テンプレートの作り方

見積書を表計算ソフトで毎回作り直していませんか。Salesforce には、商談の商品から見積を作り、テンプレートに沿って PDF にする標準の機能があります。このページでは、その仕組みと設定の流れ、気をつけることを2026年10月時点の公式ヘルプを基にまとめます。

執筆 徳 雅俊(Salesforce 認定アドミニストレーター/Platform デベロッパー)・2026.10.23 公開

このページは、ご依頼いただける開発の例の解説です。実際の導入事例ではありません。機能の説明は、末尾の Salesforce 公式の資料で確かめた内容です。

この内容で相談する

こんなことで困っていませんか

商談の商品や金額は Salesforce に入っているのに、見積書は別の表計算ソフトで作っている。そんな状況に心当たりはありませんか。[10]

  • 商談の商品を、見積書へ一行ずつ手で写している[10]
  • 担当者ごとに見積書の書式がそろっていない[3]
  • どの版の見積書を送ったのか、後から追いにくい[2]
  • 見積の金額を変えたのに、商談の金額が古いまま残っている[9]

なぜ起きるのか

Salesforce の見積は、設定で有効にしてから使う機能です。[設定] の [見積設定] で有効化し、商談のページレイアウトに [見積] 関連リストを出す必要があります。[8]

有効化した直後に使えるのは標準テンプレートです。自社の書式で PDF を作るには、見積テンプレートを作成して有効化する作業が別に要ります。[13][3]

見積と商談の金額を連動させるには、見積の画面で [同期開始] を押す操作が要ります。一つの商談に見積が複数あっても、同期できるのはそのうち一つです。[9][12]

直し方の選択肢

最初に検討したいのは、標準の見積と見積テンプレートです。商談の [見積] 関連リストで [新規見積] を押すと、商談の商品が見積の品目名としてコピーされます。[10]

見積の画面で [PDF の作成] を押してテンプレートを選ぶと、プレビューが出ます。[見積に保存] を押すと [見積 PDF] 関連リストに保存され、ファイル名には版番号が付きます。[2][13]

  • まずは標準テンプレートのまま PDF を作る[13]
  • 見積テンプレートを作り、項目・明細の表・契約条件・ロゴを自社の配置にする[3][7]
  • [同期開始] で見積と商談を同期し、片方の更新をもう片方に反映させる[9]
  • 見積テンプレートで表せない書式は、Visualforce ページを PDF として出力する開発で補う[14]

作業の流れ

  • 今の見積書の書式と、PDF に載せたい項目を書き出す[3]
  • [設定] の [見積設定] で見積を有効にし、商談のページレイアウトに [見積] 関連リストを加える[8]
  • [設定] の [見積テンプレート] で [新規] を押し、元にするテンプレートを選んで名前を付ける[3]
  • テンプレートエディターで、[セクション]・[リスト]・[テキスト/画像項目] を配置する[3][7]
  • [保存してプレビュー] で見た目を確かめ、[見積テンプレート] の一覧で [有効化] を押す[3]
  • テスト用の商談で見積と PDF を作り、表示内容と保存先を確かめる[10][2]

気をつけること

  • [保存してプレビュー] は変更を保存するため、プレビューの後で元に戻せません[3]
  • 日本語のような Unicode の言語では、[テキスト/画像項目] で文字の書式設定が使えません[6]
  • 見積 PDF の関連リストに出るテキスト項目は、256 文字未満で切り詰められます[5]
  • 値が空の項目や、項目レベルセキュリティで見られない項目は、PDF に表示されません[5]
  • Developer と Developer Pro の Sandbox では、[テキスト/画像項目] を含むテンプレートを開いて編集できません[6]
  • Visualforce で作る場合、日本語を含む文字に対応するフォントは「Arial Unicode MS」だけで、Web フォントは使えません[15]

想定工数の目安

見積書を、ボタンひとつで PDF に8〜16時間

想定工数は、要件の確認から動作確認・本番反映の手順までを含む実働時間です。※Salesforce の環境(構築済みの仕組みや設定など、さまざまな要素)や、要件によって工数は大幅に前後するため、あくまでも目安です。

質問と答え

どのエディションで使えますか。

2026年10月時点の公式ヘルプでは、Sales の Professional・Enterprise・Unlimited Edition と、Performance・Developer Edition が対象です。Lightning Experience と Salesforce Classic の両方で使えます。[8][1]

作った PDF はどこに保存されますか。

[見積 PDF] 関連リストと [メモ & 添付ファイル] 関連リストの両方に表示されます。ファイル名は、見積名に版番号を付けた形です。[6][2]

PDF をそのままメールで送れますか。

Lightning Experience では、[見積 PDF] 関連リストの [PDF をメール送信] から、PDF を添付したメールを作れます。ただし、メール送信できる見積の状況は、システム管理者が決めます。[11][4]

設定にはどんな権限が要りますか。

見積の有効化と見積テンプレートの作成には「アプリケーションのカスタマイズ」権限が要ります。PDF を作ったりメールで送ったりするには、見積に対する「編集」権限が要ります。[8][3][1]

出典

  1. 見積 PDF の作成およびメール送信help.salesforce.com/s/articleView?id=sales.quotes_create_pdf.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)
  2. テンプレートを選択して見積 PDF を作成するhelp.salesforce.com/s/articleView?id=sales.quotes_create_pdf_selected_template.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)
  3. 見積テンプレートの作成、プレビュー、および有効化help.salesforce.com/s/articleView?id=sales.quotes_template_create.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)
  4. 見積 PDF の作成に関する考慮事項help.salesforce.com/s/articleView?id=sales.quotes_considerations_for_creating_pdfs.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)
  5. 見積テンプレートと見積 PDF の制限事項help.salesforce.com/s/articleView?id=sales.quotes_limitations.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)
  6. 見積テンプレートの作成に関する考慮事項help.salesforce.com/s/articleView?id=sales.quotes_template_considerations.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)
  7. 見積テンプレートエディターの使用に関するガイドラインhelp.salesforce.com/s/articleView?id=sales.quotes_template_customize_docs.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)
  8. 見積の設定help.salesforce.com/s/articleView?id=sales.quotes_enable.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)
  9. 見積と商談の同期help.salesforce.com/s/articleView?id=sales.quotes_synch.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)
  10. 見積の作成および管理help.salesforce.com/s/articleView?id=sales.quotes_create.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)
  11. Lightning Experience での見積 PDF とその他のドキュメントのメール送信help.salesforce.com/s/articleView?id=sales.quotes_email_pdf_lex.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)
  12. 見積help.salesforce.com/s/articleView?id=sales.quotes_overview.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)
  13. 標準テンプレートから見積 PDF を作成するhelp.salesforce.com/s/articleView?id=sales.quotes_create_pdf_standard_template.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)
  14. PDF ファイルとしての Visualforce ページの表示(Visualforce 開発者ガイド)developer.salesforce.com/docs/atlas.ja-jp.pages.meta/pages/pages_output_pdf_renderas.htm(2026-10-23 確認)
  15. Visualforce PDF 表示の考慮事項および制限(Visualforce 開発者ガイド)developer.salesforce.com/docs/atlas.ja-jp.pages.meta/pages/pages_output_pdf_considerations.htm(2026-10-23 確認)

環境に合わせた進め方は、相談フォームから一言でどうぞ。

この内容で相談する 開発例の一覧へ戻る
まずは20時間の無料トライアルから 無料トライアルを相談する
YOUR NEXT STEP

まずは、ひとつの
「こうしたい」から。

いただいた内容を確認し、ご入力のメールアドレスにご連絡します。

送信内容は、プライバシーポリシーに沿って取り扱います。