Salesforceで資料ダウンロード後のフォローメールを自動で送る
資料をダウンロードした人に、その後の連絡が届かないままになることがあります。Marketing Cloud Account Engagement(旧 Pardot)には、日をおいてメールを送り、相手の反応で次の流れを分けられる Engagement Studio があります。このページでは、仕組みと進め方、気をつける点を公式ヘルプに沿ってまとめます。
このページは、ご依頼いただける開発の例の解説です。実際の導入事例ではありません。機能の説明は、末尾の Salesforce 公式の資料で確かめた内容です。
この内容で相談するこんなことで困っていませんか
- 資料のダウンロード完了アクションでリストに追加
- 受信者リストプログラムの対象を決める
- フォローメール日をおいてメールを送る
- 反応で道を分ける開封やクリックで分岐
- 営業に引き継ぐ通知やToDoで担当者へ
本文の説明を図にしたものです。実際の構成は、組織の設定によって変わります。
なぜ起きるのか
完了アクションは、フォームやファイルなどのアセットをプロスペクトが操作した時点で動きます。自動応答メールの送信やリストへの追加はできますが、日をおいた送信や反応による分岐は、Engagement Studio のプログラムで組みます。[11][10][4]
日をおいた連絡や反応による分け方は、Engagement Studio のプログラムで組みます。プログラムは受信者リストを起点に、トリガー・ルール・アクションの 3 種類のステップを並べて作ります。[1]
トリガーは、メールの開封、リンクのクリック、ファイルのダウンロードなど、相手の行動を待って道を分けます。ルールは、スコアやグレード、リストの登録状況などの条件で道を分けます。[3][6]
プログラムの対象は受信者リストで決まります。そのため、ダウンロードした人をそのリストに入れる設定が別に要ります。[1][7][10]
直し方の選択肢
分け方の細かさに合わせて、使う機能を選びます。公式ヘルプでは、相手の行動をきっかけにするなら完了アクション、条件でリストを更新し続けるならダイナミックリスト、条件で処理を動かすならオートメーションルール、という選び方が示されています。[17]
- 方法 1完了アクションだけで対応する資料のファイルやフォームに完了アクションを付け、自動応答メールの送信、リストへの追加、担当者への通知などを行います。[10][11]
- 方法 2決まった間隔でメールを送るEngagement Studio では、分岐を作らずに [メールを送信] アクションだけを並べたプログラムも作れます。メールの間隔や送信日を決められます。[9][5]
- 方法 3反応で分ける[メールの開封] や [メールリンクのクリック] のトリガーで、開いた人と開いていない人の道を分けます。スコアやグレードを見るルールで分けることもできます。[3][6]
- 方法 4営業に引き継ぐアクションの [ユーザーに通知] や [Salesforce の ToDo を作成] で、反応のあった人を担当者に知らせます。ToDo の作成には、検証済みの Salesforce コネクタが要ります。[5]
作業の流れ
- 資料のファイルやフォームに完了アクションの [リストに追加] を設定し、ダウンロードした人をプログラム用のリストに入れます。[10][11]
- Lightning アプリケーションで [オートメーション]、[Engagement Studio] の順に選び、[+ Engagement プログラムを追加] をクリックします。名前を入力し、フォルダーと受信者リストを選びます。必要なら除外リストも選びます。[7][14]
- [作成] タブのキャンバスで [+] アイコンからステップを足し、必須項目を入れて [保存] をクリックします。メールの送信、待機期間、開封やクリックのトリガー、条件のルールを順に並べます。[14][1][4]
- [テスト] タブで流れを順にたどり、メールなどのアセットをプレビューします。問題がなければ [開始] をクリックします。[8]
- 開始後は [レポート] タブで、ステップごとの総計値を確かめます。CSV ファイルとして書き出すこともできます。[13]
- 内容を変えるときは [一時停止] をクリックしてから [作成] タブで編集し、テストのあと [開始] で再開します。[12]
気をつけること
- 同じメールアドレスを使うプロスペクトが複数いる場合、1 つのプログラムにそろって入ることはできません。同じメールが 1 つのアドレスに何度も届かないようにするための制限です。[2]
- オプトアウトした人は、プログラムの次のステップには進みますが、そのプログラムのメールは受け取りません(同じプログラムの別のリストにも入っている場合を除きます)。運用メールの送信はオプトイン状況を見ないため、マーケティング以外のメールにだけ使えます。[9][16]
- 1 つのルールステップで判定できる条件は 5 つまでです。また、プログラムに追加するステップは、最大 300 までにするよう案内されています。[2][6]
- 同時に持てるプログラムの数はエディションで変わります。2026年10月時点のヘルプでは、Growth Edition が合計 20 件、Plus Edition が 100 件、Advanced Edition と Premium Edition が 200 件までです。[2]
- 1 人が複数のプログラムのリストに入ることがあります。優先順位の低いプログラムに除外リストを設定して外す方法が、ヘルプで示されています。[15]
- ステップの変更は、これからそのステップに着く人にだけ反映されます。一時停止中は、待っている人の待機期間も止まります。[1][4]
想定工数の目安
資料をダウンロードした人に、日をおいてフォローのメール4〜10時間
想定工数は、要件の確認から動作確認・本番反映の手順までを含む実働時間です。※Salesforce の環境(構築済みの仕組みや設定など、さまざまな要素)や、要件によって工数は大幅に前後するため、あくまでも目安です。
質問と答え
Engagement Studio を使うには何が必要ですか。
Account Engagement の機能で、使用可能なエディションはすべての Account Engagement エディションです。プログラムの作成やテストには、Account Engagement の管理者ロールまたはマーケティングロールが要ります。[1][7][8]
メールを開いた人に、待たずに次のメールを送れますか。
トリガーの待機を「最大」にすると、期間内にトリガーが満たされた時点で次のステップに進みます。「待機」にした場合は、トリガーが早く満たされても、指定した期間が終わるまで待ちます。[4]
業務時間内だけにメールを送る設定では、待機の日数はどう数えますか。
待機期間は毎日数えられます。待機が業務時間外に終わった場合、メールは次に送れる時間に送られます。[9]
出典
- Engagement Studio の概要(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?id=mktg.pardot_engagement_studio_overview.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)
- Engagement Studio を使用するときの考慮事項(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?id=mktg.pardot_considerations_for_engagement_studio.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)
- Engagement プログラムのトリガー(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?id=mktg.pardot_engagement_program_triggers.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)
- Engagement プログラムでの待機期間の仕組み(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?id=mktg.pardot_how_does_time_work_in_engagement_studio.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)
- Engagement プログラムのアクション(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?id=mktg.pardot_engagement_program_actions.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)
- Engagement プログラムのルール(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?id=mktg.pardot_engagement_program_rules.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)
- Engagement プログラムの作成(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?id=mktg.pardot_create_engagement_program.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)
- Engagement プログラムのテストと開始(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?id=mktg.pardot_test_engagement_programs.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)
- Engagement Studio FAQ(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?id=mktg.pardot_engagement_studio_faq.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)
- 使用可能な完了アクション(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?id=mktg.pardot_completion_action_definitions.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)
- 完了アクションのアセットへの追加(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?id=mktg.pardot_completion_actions_add.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)
- Engagement プログラムの編集(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?id=mktg.pardot_edit_engagement_programs.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)
- Engagement プログラムレポート(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?id=mktg.pardot_engagement_program_reporting.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)
- Engagement プログラムへのステップの追加(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?id=mktg.pardot_engagement_studio_add_steps.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)
- Engagement プログラムの除外リストの例(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?id=mktg.pardot_engagement_program_suppression_list.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)
- Engagement Studio での操作メールの制限(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?id=mktg.mcae_operational_emails_engagement_studio.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)
- 適切な Account Engagement 自動化ツールの選択(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?id=mktg.pardot_automation_choosing_the_right_tool.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)