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開発例 No.21

Salesforce で会議の Excel をダッシュボードにする

営業会議の資料を、毎回 Excel で作り直していませんか。Salesforce のレポートとダッシュボードを使うと、会議で見る数字を Salesforce の画面にまとめられます。このページでは、置き換えの選択肢と進め方、気をつけることを紹介します。

執筆 徳 雅俊(Salesforce 認定アドミニストレーター/Platform デベロッパー)・2026.10.23 公開

このページは、ご依頼いただける開発の例の解説です。実際の導入事例ではありません。機能の説明は、末尾の Salesforce 公式の資料で確かめた内容です。

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こんなことで困っていませんか

  • 会議の前に毎回レポートをエクスポートし、Excel で計算し直しています。[10]
  • エクスポートしたファイルは、書き出した時点の数字のままです。会議までに商談が動くと、資料と Salesforce の数字が食い違います。[10][5]
  • 地域や担当者ごとに、同じ形の表を何枚も作り分けています。[4]
  • 毎週や毎月、同じ資料をメールに添付して手作業で配っています。[7]

なぜ起きるのか

Salesforce のダッシュボードは、ソースレポートの結果をグラフや表で並べる画面です。会議で見る数字は、まずレポートとして作れている必要があります。[2]

レポートで取り出せるレコードと項目は、最初に選ぶレポートタイプで決まります。グループ化は行と列それぞれ 2 つまでです。会議の表と組み立てが合わないと、Excel での組み直しが残ります。[1]

ダッシュボードに出せるのは、Salesforce に入っているデータです。会議の表に Salesforce の外の数字が混ざっていると、その部分は書き出しと手作業が残ります。[2]

直し方の選択肢

  • レポート: レポートタイプを選び、グループ化と集計で会議の表に近い形を作ります。Lightning Experience では、グループ化に合わせてレポート形式が自動で切り替わります。[1]
  • ダッシュボード: 1 つに最大 25 個のウィジェットを置けます。そのうちグラフとテーブルは 20 個までです(2026年10月時点)。[3]
  • ダッシュボード検索条件: 地域や担当者などの項目で表示を絞り込めます。1 つのダッシュボードに 5 個まで、1 つの検索条件に値は 50 個までです(2026年10月時点)。[4][3]
  • 登録: 決めたスケジュールでダッシュボードを更新し、結果をメールで届けます。メールを送らず、更新だけを予定に組むこともできます。[7]
  • レポート作成スナップショット: レポートの結果をカスタムオブジェクトに保存し、過去の数字を残します。実行は毎日・毎週・毎月から選びます。[8]
  • 動的ダッシュボード: [次のユーザーとしてダッシュボードを参照] で「ダッシュボード閲覧者」を選ぶと、見る人の権限に合わせて表示が変わります。[6]

作業の流れ

  • 会議で見ている数字と切り口を一覧にし、それぞれが Salesforce のどのオブジェクト・項目にあるかを確かめます。[1]
  • 合うレポートタイプを選び、グループ化・検索条件・集計を設定してソースレポートを作ります。[1]
  • ソースレポートは、ダッシュボードを見る人がアクセスできるフォルダーに保存します。[2]
  • [新規ダッシュボード] から作成し、[+ ウィジェット] でソースレポートを選んで並べます。絞り込みが要るときは [+ 条件] で検索条件を足します。[2]
  • プロパティの [次のユーザーとしてダッシュボードを参照] で、誰のアクセス権でデータを見せるかを決めます。[6][2]
  • 定期的に配る場合は、[登録] でスケジュールと受信者を設定します。[7]

気をつけること

  • 実行ユーザーに特定の人を選ぶと、閲覧者はその人のアクセス権でデータを見ます。普段は見られないデータが見えることがあるため、見せる範囲を確かめます。[2][6]
  • 更新は、ダッシュボードにアクセスできる全員の結果を更新します。更新中や、更新完了から 1 分以内に出した更新は無視されます。[5]
  • レポートの画面に表示できるのは最大 2,000 行です。ウィジェットで計算できるグループは 1,000 個までで、合計も最初の 1,000 グループの値だけで出されます(2026年10月時点)。[3]
  • 結合レポートのグラフを使ったウィジェットは、検索条件で絞り込めません。また、検索条件は登録メールには適用されません。[3][4]
  • 動的ダッシュボードは Enterprise・Performance・Unlimited・Developer Edition で使えます。組織あたりの数にも上限があります(2026年10月時点)。[6][3]
  • 公式ヘルプのベストプラクティスでは、ソースレポートをなるべく少なくし、1 つのレポートのデータを複数のウィジェットで分けて使うことが勧められています。[9]

想定工数の目安

営業会議の Excel を、ダッシュボードに4〜10時間

想定工数は、要件の確認から動作確認・本番反映の手順までを含む実働時間です。※Salesforce の環境(構築済みの仕組みや設定など、さまざまな要素)や、要件によって工数は大幅に前後するため、あくまでも目安です。

質問と答え

ダッシュボードの数字は、いつの時点のものですか。

最後に更新した時点の結果です。いつ更新されたかは [最終更新日] で確かめられます。[更新] を押して取り直すほか、登録でスケジュールどおりに更新する方法もあります。[5][7]

Excel で手入力している数字も、ダッシュボードに出せますか。

ダッシュボードは、レポートを通して Salesforce のデータを表示します。Salesforce に入っていない数字は、そのままでは出せません。出すには、その数字を Salesforce のレコードとして持つことが前提になります。[2]

前月や前年との比較もできますか。

過去の時点の数字を残すには、レポート作成スナップショットを使います。Professional・Enterprise・Performance・Unlimited・Developer Edition で使えます(2026年10月時点)。保存先のカスタムオブジェクトと項目を先に用意します。[8]

担当者ごとに、自分の数字だけを見せられますか。

実行ユーザーを「ダッシュボード閲覧者」にした動的ダッシュボードなら、見る人自身のアクセス権に沿ったデータが表示されます。作成や編集には「動的ダッシュボードの管理」の権限が要ります。[6]

出典

  1. Lightning Experience でのレポートの作成help.salesforce.com/s/articleView?id=analytics.reports_build_lex.htm&type=5&language=ja(2026-10-23 確認)
  2. Lightning Experience ダッシュボードの作成help.salesforce.com/s/articleView?id=analytics.dashboards_create_lex.htm&type=5&language=ja(2026-10-23 確認)
  3. レポートとダッシュボードの制限および割り当てhelp.salesforce.com/s/articleView?id=analytics.rd_reports_dashboards_limits.htm&type=5&language=ja(2026-10-23 確認)
  4. ダッシュボードの絞り込みhelp.salesforce.com/s/articleView?id=analytics.dashboard_filters_overview.htm&type=5&language=ja(2026-10-23 確認)
  5. ダッシュボードデータの更新help.salesforce.com/s/articleView?id=analytics.dashboards_refresh.htm&type=5&language=ja(2026-10-23 確認)
  6. Lightning Experience でのダッシュボードデータ表示の設定help.salesforce.com/s/articleView?id=analytics.dashboards_view_as.htm&type=5&language=ja(2026-10-23 確認)
  7. Lightning Experience でのダッシュボードへの登録help.salesforce.com/s/articleView?id=analytics.dashboards_subscribe_lex.htm&type=5&language=ja(2026-10-23 確認)
  8. レポート作成スナップショットを使用した履歴データのレポートhelp.salesforce.com/s/articleView?id=analytics.data_about_analytic_snap.htm&type=5&language=ja(2026-10-23 確認)
  9. ダッシュボードパフォーマンスの向上: ベストプラクティスhelp.salesforce.com/s/articleView?id=analytics.improving_dashboard_performance.htm&type=5&language=ja(2026-10-23 確認)
  10. レポートのエクスポートhelp.salesforce.com/s/articleView?id=analytics.reports_export.htm&type=5&language=ja(2026-10-23 確認)

環境に合わせた進め方は、相談フォームから一言でどうぞ。

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