できること 無料トライアルを相談する
開発例 No.39

Salesforceの連動選択リストで選択肢を前の選択に合わせて絞る

選択リストの値が増えると、目的の値を探しにくくなります。Salesforce の連動選択リストを使うと、先に選んだ値に合わせて、次の項目で選べる値を絞り込めます。このページでは、仕組みと設定の流れ、Salesforce のヘルプが挙げる注意点をまとめます。

執筆 徳 雅俊(Salesforce 認定アドミニストレーター/Platform デベロッパー)・2026.10.23 公開

このページは、ご依頼いただける開発の例の解説です。実際の導入事例ではありません。機能の説明は、末尾の Salesforce 公式の資料で確かめた内容です。

この内容で相談する

こんなことで困っていませんか

  • 一つの選択リストに値が多く、目的の値を探すのに手間がかかる[1]
  • 前の項目の選択と合わない値が選ばれ、データの組み合わせがそろわない[1]
  • 選択リストに値を追加したのに、レコードの画面に表示されない[5]
  • レコードタイプごとに選べる値を分けたいが、設定の関係が分からない[2][6]

なぜ起きるのか

連動選択リストは、有効な値が「制御項目」と呼ばれる別の項目の値に連動する選択リストです。連動関係を定義していない項目では、ほかの項目の選択に合わせて値が絞り込まれることはありません。[1]

Salesforce のヘルプでは、連動選択リストを、正確で一貫性のあるデータ入力のための機能として紹介しています。たとえば商談の [フェーズ] に合わせて、[理由] の値を切り替える例が示されています。[1]

選択リストに値を足しても、既存のレコードタイプには自動では表示されません。各レコードタイプは、使える値の一覧をそれぞれ持っているためです。[5]

連動選択リストの場合は、新しい値を項目の連動関係マトリックスにも含める必要があります。含めていないと、制御項目で値を選んでも新しい値は表示されません。[5]

直し方の選択肢

選べる値を絞る方法は、主に次のとおりです。組み合わせて使うこともできます。[1][2]

  • 連動選択リストを定義する:同じレコードの選択リスト(値が 1 個以上 300 個未満)かチェックボックスを制御項目にし、連動する値を決めます[1]
  • レコードタイプで値を分ける:レコードタイプは制御項目で使える値を決めます。レコードタイプと制御項目の両方で使える値だけが、連動選択リストに表示されます[2]
  • 段階的に絞り込む:一つの項目を、制御項目と連動選択リストの両方にすることもできます。この場合、その項目の値は 300 個までです[4]
  • 複数選択リストを連動させる:複数選択リストは連動選択リストにはなれますが、制御項目にはなれません[4]

作業の流れ

  • 値を整理する:制御項目と連動選択リストの値の対応を決めます。選択リストには、連動関係を定義する前に値が 1 つ以上要ります[4]
  • レコードタイプを確かめる:レコードタイプを使っている組織では、両方の値が適切なレコードタイプで使えることを先に確かめます[2]
  • 連動関係を作る:オブジェクトの管理設定から [項目] に移動し、[項目の連動関係]、[新規] の順にクリックします。[制御項目] と [連動項目] を選び、[続行] をクリックします[2]
  • マトリックスで値を決める:上の行に制御項目の値、列に連動する値が並びます。値をダブルクリックして含めるか除外するかを切り替えます[3]
  • プレビューして保存する:[プレビュー] で選び方を試し、レコードタイプを使う場合はレコードタイプも選んで確かめてから [保存] をクリックします[2]
  • 画面に配置する:ページレイアウトや動的フォーム対応の Lightning ページには、連動選択リストと一緒に制御項目も置きます。ページレイアウトでは、制御項目の下に連動選択リストを置きます[4]

気をつけること

  • 連動関係は、選択リスト値の API 参照名をもとに作られます。設定後に API 参照名を変えると、期待どおりに動かなくなります[4]
  • 制御選択リストの親の値を置き換えると、連動関係が失われます。置き換えた後は、新しい値で連動関係を作り直します[4]
  • 連動選択リストを必須にしていても、制御項目の値に対応する値がなければ、空のまま保存できます[4]
  • データインポートウィザードは項目の連動関係を考慮しません。また、制御項目を更新したときに連動項目のチェックは行われません[4]
  • 制御項目と連動選択リストの項目レベルセキュリティは別々に設定します。連動選択リストを非表示にするときは、制御項目も非表示にします[4]
  • 標準選択リストは制御項目にはなれますが、連動項目にはなれません。活動の [件名] など、制御項目に使えない項目もあります[4]

想定工数の目安

選択肢を、前の選択に合わせて絞り込む2〜4時間

想定工数は、要件の確認から動作確認・本番反映の手順までを含む実働時間です。※Salesforce の環境(構築済みの仕組みや設定など、さまざまな要素)や、要件によって工数は大幅に前後するため、あくまでも目安です。

質問と答え

既存の項目を連動選択リストにすると、今あるデータは変わりますか?

変わりません。既存の項目を連動選択リストや制御項目に変えても、レコードの既存の値には影響しません。変換後は、新しいレコードと既存レコードの変更に連動関係のルールが適用されます。[4]

値を追加したのに、選択肢に出てきません。何を確かめればよいですか?

Salesforce のヘルプは、値が有効か、関係するレコードタイプに追加されているか、項目の連動関係マトリックスに含まれているか、項目レベルセキュリティで項目が非表示になっていないかを確かめるよう案内しています。[5]

レコードタイプで選択リストのデフォルト値を設定すれば、連動選択リストにも入りますか?

レコードタイプの選択リストの編集では、連動項目内のデフォルト値は無視されるとされています。[6]

連動関係をやめたいときは、項目を削除する必要がありますか?

いいえ。選択リストの連動関係を削除すると、値を制御項目に連動させるロジックだけが取り除かれます。項目そのものや、項目のデータには影響しません。[1]

出典

  1. 連動選択リストhelp.salesforce.com/s/articleView?id=platform.fields_about_dependent_fields.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)
  2. 連動選択リストの定義help.salesforce.com/s/articleView?id=platform.fields_defining_field_dependencies.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)
  3. 項目の連動関係マトリックスの使用help.salesforce.com/s/articleView?id=platform.fields_using_the_field_dependency_matrix.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)
  4. 連動選択リストの考慮事項help.salesforce.com/s/articleView?id=platform.fields_dependent_field_considerations.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)
  5. 選択リスト値の欠落のトラブルシューティングhelp.salesforce.com/s/articleView?id=platform.troubleshoot_picklist_values.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)
  6. レコードタイプとビジネスプロセス用の選択リストの編集help.salesforce.com/s/articleView?id=platform.editing_picklists_for_record_types_and_business_processes.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)

環境に合わせた進め方は、相談フォームから一言でどうぞ。

この内容で相談する 開発例の一覧へ戻る
まずは20時間の無料トライアルから 無料トライアルを相談する
YOUR NEXT STEP

まずは、ひとつの
「こうしたい」から。

いただいた内容を確認し、ご入力のメールアドレスにご連絡します。

送信内容は、プライバシーポリシーに沿って取り扱います。