Salesforceでケースの返信期限が近づいたら担当者に通知する方法
ケースの返信期限が迫っていても、画面を開くまで気づけないことがあります。このページでは、期限が近づいたケースを担当者に知らせる仕組みを、Salesforce のヘルプが示す機能をもとに整理します。中心はフローのスケジュール済みパスとカスタム通知です。エスカレーションルールやマイルストーンアクションとの違いもまとめます。
このページは、ご依頼いただける開発の例の解説です。実際の導入事例ではありません。機能の説明は、末尾の Salesforce 公式の資料で確かめた内容です。
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なぜ起きるのか
期限の知らせは、時間を基準に動く仕組みを用意して届けるものです。Salesforce には、フローのスケジュール済みパス、エスカレーションルール、マイルストーンアクションといった、時間で動く機能があります。[1][5][9]
スケジュール済みパスは、レコードの日付や日付/時間項目を基準に、その前後の指定した時間にフローの一部を動かせます。期限の項目を持つケースなら、期限の何時間前に知らせる、といった組み方ができます。[1]
エスカレーションルールは、決めた時間内にケースが解決されないときに動きます。時間を数える起点は、ケースの作成時か最終変更日時から選びます。[6][11]
マイルストーンアクションは、エンタイトルメントプロセスの各ステップで動く、時間ベースのアクションです。マイルストーンが違反に近いときの警告アクションで知らせることができます。[8][9]
直し方の選択肢
期限をどの項目や仕組みで持っているかで、向く方法が変わります。[1][5][9]
- スケジュール済みパスで通知する:ケースの期限項目を時間ソースにして、オフセットで「期限の何時間前」を指定します。通知は [カスタム通知を送信] アクションで、デスクトップやモバイルに届けます[1][2]
- エスカレーションルールで知らせる:経過時間を過ぎても解決しないケースについて、ケース所有者や指定したユーザーにメールを送ります。ケースの再割り当てもできます[5][7]
- マイルストーンの警告アクションを使う:エンタイトルメントプロセスを使っている場合、違反に近いマイルストーンでメールアラートやフローを動かせます[8][9]
- スケジュールトリガーフローで定期的に確かめる:1 回、毎日、毎週のいずれかで、条件に合うケースをまとめて処理できます[10]
作業の流れ
- 基準を決める:期限にする項目、知らせる相手、営業時間を考えるかどうかを決めます[11][1]
- 通知種別を作る:[設定] の [クイック検索] に「通知ビルダー」と入力して [カスタム通知] を開き、[新規] から [Salesforce Desktop またはモバイル] を選びます[3]
- 既定のユーザーを確かめる:[設定] の [プロセスの自動化設定] で、[デフォルトのワークフローユーザー] が設定されているか確かめます[1]
- フローを作る:ケースのレコードトリガーフローで、[開始] 要素の [スケジュール済みパスを追加 (省略可能)] をクリックし、時間ソースとオフセットを設定します[1]
- 通知を組む:スケジュール済みパスに [アクション] 要素を置いて [カスタム通知を送信] を選び、受信者 ID と対象 ID などを設定します[2]
- 待機中の処理を確かめる:[設定] の [クイック検索] に「時間ベースのオートメーション」と入力し、待機中のスケジュール済みパスを確認します[1]
気をつけること
- 更新でレコードが条件を満たさなくなると、予定されていたスケジュール済みパスはキャンセルされます。対応を終えたケースは条件で外す作りにします[1]
- 時間ソースの項目を変えると、新しい日時が将来であれば、パスはその日時に予定し直されます[1]
- フローを無効化すると、待機中のスケジュール済みパスはキャンセルされます[1]
- スケジュール済みパスの実行には、24 時間あたりの上限があります。250,000 件か、ユーザーライセンス数の 200 倍の大きいほうです[1]
- カスタム通知の送信は、組織で 1 時間あたり 10,000 件までです。超えた分は送られず、失われます[4][2]
- エスカレーションアクションは、関連付けた営業時間中にだけ実行されます。マイルストーンの警告と違反のアクションは、目標日前後の時間を営業時間で数えません[5][8]
想定工数の目安
返信の期限が近いケースを、知らせる3〜6時間
想定工数は、要件の確認から動作確認・本番反映の手順までを含む実働時間です。※Salesforce の環境(構築済みの仕組みや設定など、さまざまな要素)や、要件によって工数は大幅に前後するため、あくまでも目安です。
質問と答え
通知をメールではなく、Salesforce の画面に出せますか。
カスタム通知を使うと、デスクトップの通知トレイやモバイルアプリに届けられます。届け先のチャネルは、通知種別を作るときに選びます。モバイルでは、[通知の配信設定] でアプリの有効化が要る場合があります。[3]
エスカレーションルールは複数を同時に有効にできますか。
有効にできるのは一度に 1 つです。1 つのルールに複数のルールエントリを並べると、上から順に評価されます。最初に条件が一致したエントリでエスカレーションされます。[5][6]
通知のタイトルや本文の長さに決まりはありますか。
デスクトップ通知では、タイトルは 120 文字、本文は 320 文字までです。本文が長いと切り捨てられ、省略記号が付きます。使える形式はテキストだけです。[4]
出典
- スケジュール済みパス(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?id=platform.flow_concepts_trigger_scheduled_path.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)
- カスタム通知の送信アクション(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?id=platform.flow_ref_elements_actions_sendcustomnotification.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)
- デスクトップまたはモバイル通知の作成(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?id=platform.notif_builder_custom_type.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)
- 通知に関する考慮事項(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?id=platform.notif_builder_considerations.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)
- エスカレーションルールの設定(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?id=service.rules_escalation_create.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)
- エスカレーションルールエントリ(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?id=service.rules_escalation_rule_entry.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)
- エスカレーションアクション(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?id=service.rules_escalation_actions.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)
- マイルストーンアクション(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?id=service.entitlements_milestones_actions_overview.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)
- マイルストーンアクションのエンタイトルメントプロセスへの追加(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?id=service.entitlements_milestone_actions.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)
- スケジュールトリガーフロー(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?id=platform.flow_concepts_trigger_schedule.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)
- エスカレーションルールの計画(Salesforce ヘルプ)help.salesforce.com/s/articleView?id=service.rules_escalation_best_practices.htm&language=ja&type=5(2026-10-23 確認)